探偵徒然記 #7 -なに、翔んだのか―

ある男性からの依頼でした。
妻が浮気をしているようだとのことで調査を開始します。

調査開始から数日後、妻が動き出します。
妻は車を運転し、少し離れた公園の駐車場に車を止めます。
それから徒歩である民家に入っていきました。正面の玄関は比較的大通りに面しており、車の往来も多い場所です。
民家裏にも道路はありますが、道路と民家には3メートルくらいの高低差があります。民家へつながる階段などありませんし、裏から出る心配はなさそうなので、正面の玄関が見える場所で張り込みを開始します。

張り込みから1時間ほどした頃でしょうか。
民家の前に車が止まり、中から男の人が降りてきて民家の玄関を開けようとしたり、怒鳴ったりしています。
ん???

あれは、、、依頼者である旦那さん!!!!!

どこで察知したのかものすごい剣幕で怒っています。
「いるのはわかってるんだぞ!出てこい!!」
という声が聞こえてきます。

30分ほど経ったでしょうか。依頼者である旦那さんはその場を離れます。

心晴は出てくるところを撮影するために張り込みを続けます。
すると、心晴の携帯電話に事務所から連絡が入りました。奥さんは家に戻っており、旦那さんと話をしているとのことです。
え?出てきてないけどな。どこから出たんだろうと思いながら調査を終えました。
翌日、旦那さんから連絡があり、家に帰ると妻は家にいたとのことでした。
そして足を負傷していたと。。。

え?まさか裏の道路側に飛んだ?

翔んだのか!?

やるやないの。でもね、その民家に出入りするところ既に3回撮ってますからね?
言い逃れできないですよ!
まさに骨折り損のくたびれ儲けどころか本当にケガしてお釣りまでもらうとは。

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