探偵徒然記 #9 -その白い粉、ワタシです。。。-
こんにちは。心晴です。
今回は第9話として「その白い粉、ワタシです。。。」をお送りします。お時間ある方は覗いてみてくださいね。
心晴が雇われだった頃のお話です。探偵始めて2か月くらいの頃でしたかね?
ある方から依頼が入り、近ごろ家にイタズラをされているため、犯人を特定してほしいとのことでした。
さっそく調査に取り掛かります。
対象宅の周りは畑に囲まれた一軒家です。
道路から民家へ繋がる唯一の道は細く、なんとか人がすれ違うことができる程度です。
しかも夜になると真っ暗で街灯もありません。本当に真っ暗なんです。
経験値不足の心晴は電話で社長に相談しました。
社長:「通り道に粉撒いときなさい。」
心晴:「え?粉ですか⁉」
社長:「そう。そうすれば足跡つくでしょう。」
心晴:「粉なんて持ってないですよ。」
社長:「そんなもんコンビニかなんかで小麦粉買っておいで。」
心晴:「本当に粉撒くんですか?」
社長:「そうって。買ってこんね。」
この嘘みたいなやり取りで、心晴はダッシュで小麦粉を買いに行き、本当に通り道に撒きました。
翌日。
依頼者の方から電話が掛かってきました。
依頼者:「大変です!またイタズラされていました!今度は白い粉のようなものを撒かれていました!」
社長:「そうですか。調査員からは不審な人物は確認していないと報告を受けています。」
依頼者:「でも粉のようなものを・・・」
社長:「調査員を増やして対応します。」
みたいな電話をしていました。
冷静に考えれば、そりゃそうなるでしょって感じですよね。
てか粉撒いたこと謝れ!(笑)
調査を続けた結果、実際にイタズラをしている犯人は本当にいて、イタズラを確認・撮影したあと、犯人を尾行し家を特定し解決となりました。
犯人の動機がなんだったのかはわかりませんが、依頼者の目的を果たすことができて本当に良かったです。
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